「検証のメカニズムが必要」

欧州ビジネス協会(EBC)のダニー・リスバーグ会長、油断への警戒

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ダニー・リスバーグ

ダニー・リスバーグ

なぜこのタイミングだったのでしょうか?
合意に向けては10年以上かけて交渉が行われてきました。今年は時機が良かったのです。ドイツ・ハンブルクで開催さ れたG20サミット、欧州理事会、そしてとりわけアメリカのTPP離脱がありました。突然、日本で最大の議論テーマが消滅したわけです。そのため日本は欧州との合意にこぎつけなければなりませんでした。自民党、メディア、企業が、すぐさまこの交渉に飛びついたのです。急遽、欧州ビジネス協会で、日本側との閣僚レベルでの協議が持たれました。日本と欧州は双方とも、反グローバル化陣営とグローバル化支持陣営との間で、後者を選んだことを示したかったのです。

協議が決着したということでしょうか?
もちろん、ノーです。障壁は残っています。しかし乗り越えられるものです。私たちは、この道のりにおいて、ゴールラインの手前でつまずくようなことはしませんでした。私たちにとっての真の問いは、日本は非関税障壁を下げるだろうかということです。検証のメカニズムが必要です。それは日本と韓国の貿易協定における欠陥です。全体的に見れば成功であっても、検証問題については軽視されたからです。同時に、今回の合意は欧州企業の成功を保証するものではないことも心にとめておかなければなりません。私たちはさらに日本の消費者を教育しなければなりません。シャンパンブランドがこれほどの成功をおさめているとしても、それは長年にわたる啓蒙と投資の賜物であり、合意のおかげではありません。私たちが求めていること、それは日本の企業と同じ平等なラインに立てるようにするということに尽きます。

(ダニー・リズバーグ氏が代表を務める) フィリップスエレクトロニクス ジャパンへの影響は?
日本は、自国市場向けに、他ですでに行った試験を再度行うことを義務づけていました。この点に関しては進展が見られ ました。臨床試験について、私たちは他国で得られた結果を受け入れるよう日本側に要求しています。もちろん、日本人の被験者を研究に組み込むことはできますが、日本人のため だけにテストをやり直す必要はありません。また双方ともに、データの保護制度のための共通の法的枠組みが必要です。

非関税障壁の例を挙げていただけますか?
数年前に日本の企業団体は、欧州の試験結果は信頼できないとするメディアキャンペーンを行ったのです!私たちはこのキャンペーンを取り下げさせました。こういったことはまさに、現場の人間でないと気づかないことです。油断できません。 

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