ASM:高級消費財購入者のニーズに合ったサービスを提供
プルス フランソワ・ザビエル氏は、これまで高級消費財業界一本で経験を積んできた。 まず大手高級ブランド企業で経験を積み、そして1998年にASM (Approche sur Mesure)を設立させた。ASMは当時フランスには存在していなかった新しい概念を用いて、高級消費財に特化したコールセンターを立ち上げた。14年後の現在、プルス氏は大手40社の高級ブランド企業と契約を結び、欧州数カ国、アメリカ、中国、日本(2011年設立)にも支社がある。
高級消費財に特化したコールセンター
「ASMを立ち上げたきっかけは、高級消費財を購入するお客様が、小売店ではなく直接企業本社に電話で問い合わせることが多いことに気付いたからです。このことは、アングルサクソン系の国々に顕著で、1990年代後半には欧州諸国で見受けられた。しかし、当時のフランス企業は、消費者からの問い合わせに直接応えるという習慣がありませんでした。」そこでプルス氏は、フランスの大手高級ブランド企業に、新たなサービスを提供したいと考えた。高級ブランド業界の上質な接客法を用いたコールセンターを立ち上げ、消費者からの問い合わせに応じることにしたのだ。プルス氏は、「高級ブランド業界のお客様は店員やスタッフにもプロフェッショナルで上質なサービスを求めます。高価な買い物をする際、お客様は、使い勝手よりも感動や贅沢な気持ちを大切にするのです。」と分析した。ASMの社員は、皆高級ブランド業界で既に経験があり、入社後は業界の倫理や接客方法に関する訓練を受けている。技術面(ITスキルや電話対応等)を重視している元来のコールセンターに比べて、ASMはクライアント企業の倫理やブランドイメージを第一に考えている。技術面やマーケティング手法は、企業の希望や特徴に応じて開発されていく。
ASMのサービスの幅は広く、高級ブランド業界全体のニーズに合わせたサービスの提供が可能となっている。「弊社は、購入後のお問合せにも対応していますが、お客様からの購入前のお問合せが5割を占めています。特に、インターネットで商品をご購入される方々のお手伝いをしています。」とプルス氏は語る。
世界規模での飛躍&各国のカルチャーに適したアプローチ
ASMは、創立後すぐに国際的な発展を遂げた。プルス氏は、「高級ブランドは世界規模で展開されていることから、クライアント企業を国境を越えてサポートする必要がありました。」と述べた。
アメリカと中国に支社を立ち上げた後、日本にも支社を設立させた。新たな市場に進出する度、ASMは現地で新たな人材を採用して、その国に合った戦略を展開させる。「弊社の手法はどの国にでも応用が利くものですが、より良いサービスを提供するため、各国の文化やマナーに適した対応ができる人材を現地で採用しています。」
ASMは、他国で提供しているサービスと同様のものを日本で展開しているが、長年日本で活躍しているラグジュアリー企業でも、ASM社のCRM(顧客管理ツール)に強い関心を示している企業は多い。プルス氏は、「成熟した日本市場では、多くの企業が新たな成長を求めて様々な努力をしています。弊社では、各顧客のニーズに最も適したサービスを提供させて頂けるようなCRMを作り続けたいと考えています。」と述べた。























































