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起業家と投資家を繋げるエンジェルズインク

在日フランス商工会議所の会員企業を紹介します。

起業家たちが日本で事業を起こす際に様々な壁にぶつかるという状況を目にし、フランス人ジャック・ドゥゲスト氏はエンジェルズインク社を2016年に共同出資で設立した。

乗り越えなければならない多くの障害

CEOのジャック・ドゥゲスト氏は、日本で起業したい人が直面する可能性のある課題に通じており、様々な側面において支援を行い、起業家達にサポートサービスを提供している。「自分でプロジェクトを立ち上げようとした時、人はいくつもの壁、特に知識と情報の欠如という壁に直面します」とジャック・ドゥゲスト氏は説明する。「もう1つのデリケートなポイントは、投資家と専門家との間の関係を構築することです」と彼は付け加える。また運営や管理を規制する法的環境は大抵の場合、中小企業を対象に整備されており、誕生したてのスタートアップ企業にとってはこの法的環境が多くの手続きを生んでしまう。スタートアップ企業にとって、その作業にかかる様々な費用や、時間の欠如は大きな問題の1つである。ジャック・ドゥゲスト氏は、「市場にはその点をサポートする機関が存在するが、包括的なアプローチの方法が何一つとして提案されていない」と指摘する。「私達は、プロジェクトの立ち上げから終わりまで、常に起業家の方達に寄り添い続けます。起業家達に対してセミナーやワークショップなどの様々な教育的イベントやネットワーキングのイベントの機会を提供し、それらを通じ、彼らに貢献しています。更に我々が作った専門家や投資家と知り合える参加型のプラットホームも利用して頂けます」とサービスの特徴を説明する。

エンジェルズインクは一方で、企業達のプロジェクトもサポートしている。「あるプロジェクトが良い発展を遂げていくためには、特に、明確なビジョンや資金集めの綿密な準備が必要です」とドゥゲスト氏は説明する。「投資家の選択は、単純に金銭に関わる点だけでなく、長期的な点で判断しなければいけません。起業家と投資家の双方が利害関係を共有していることや、ある1つの共通したビジョンを共有していることが絶対的必要条件です。そうすれば、プロジェクトをスムーズに前進させることが可能になります」と付け加える。ジャック・ドゥゲスト氏が指摘する重要なポイントは、質の良いプロジェクトになるかどうかは「錬金術」にかかっており、それがその会社の成功の鍵になるということだ。エンジェルズインクはこの点において起業家達を教育し、彼らのプロジェクトの質を向上させることができる。

エンジェルズインクはインキュベーターでもなければ、支援しているスタートアップ企業に投資しているわけでもない。よってエンジェルズインクとサポートする会社との間に利害関係の対立は生まれない。それどころか、いったんしっかり準備すれば、エンジェルズインクは起業家とベンチャーキャピタルなどの投資家を繋ぎ合わせることで、スタートアップ企業の資金集めを支援することができる。

 

 

ネットワーキングパーティー

エンジェルズインクは「ファーストチューズデイ」という月に1度のネットワーキングイベントを開催している。そこでは、専門家や投資家、起業家の出会いを提供している。起業家はこのイベントの途中で自分たちのプロジェクトを売り込むことも可能だ。

12月には、年に1度の「ブラックエンジェルズパーティー」を100人以上の投資家が参加して開催した。

この記事の翻訳は、以下の企業の協力で行われています。
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