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機敏性:組織において この能力が決定的に重要となる理由

機敏性:組織において この能力が決定的に重要となる理由

2019年最後の人材開発委員会は、最近よく取り沙汰されている、組織の機敏性というトピックスに焦点を当てたものだった。21世紀の新たな戦略上の要諦ともいえるテーマである。20人を超えるさまざまな業界、役職の参加者が、プロサイ・カナダのロン・スチュアート社長の講演を聞きにやってきた。ロン氏は、「機敏性が否応なく求められる状況を作り出すこと」、「機敏性のある組織の属性とはなにか」、「チェンジマネジメントがいかに組織に機敏性をもたらすか」という3つの柱に沿って、プレゼンを行った。

ロン氏は、ビジネス場面における機敏性の意味を定義したのち、組織における変化に対応するために踏むべき5つのステップを表すADKARモデルを紹介した。それはすなわち、認知(Awareness)、欲求(Desire)、知識(Knowledge)、能力(Ability)、定着(Reinforcement)である。次にロン氏は、その変化を成功させるために、私たちが実行したいと考えている変化の大きな見取り図から、組織のあちこちに導入すべき一つ一つのアクションへと、どのように進んでいけばよいかを説明する。一連の例を通して、ロンは、いかなる種類の変化も従業員の考え方に影響を与えるものであり、それを前もって正しく伝えておかなければ、私たちが当初思い描いていた計画に予期せぬ展開をもたらす可能性があることを示した。一言でいえば、「変化に備えよ!」ということだ。

在日フランス商工会議所は、講演者および参加者の皆様、そして人材開発委員会のグレゴリー・ダンクス委員長にお礼申し上げます。さらに、日本アタウェイ株式会社(在日フランス商工会議所会員、および日本におけるプロサイ社の独占パートナー)のクァング・エングィエン代表取締役社長 には、ロン・スチュアート氏をご紹介いただいたほか、本委員会の開催にあたって貴重な助力をたまわったことに、心より感謝申し上げます。

 

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