商工会議所

100周年記念事業「1918-2018日仏企業百年史」が発行

100周年記念事業「1918-2018日仏企業百年史」が発行

在日フランス商工会議所は2018年10月、100周年記念事業として書籍「1918-2018 日仏企業百年史」を発行した。日本とフランスの歴史の専門家クリスチャン・ポラック氏が書き下ろした同書は、日本語とフランス語のバイリンガル本。本書には時代ごとに様々なフランス企業や日本企業が登場し、日仏経済界の発展の歩みを企業の目線から辿ることができる。1918年当初より商業会議所(商工会議所)の神戸支部メンバーであったドンバル氏の神戸栄町通りのパン屋の写真や、1918年にフランスから派遣された軍事教育使節団を歓迎するために岐阜駅前に設置された凱旋門の写真、関東大震災で廃墟と化した横浜の街を前にたたずむポール・クローデル駐日フランス大使の写真など年代別に貴重な資料が掲載され、紹介されている。また、在日フランス商工会議所の100年の歴史を通して日本でビジネスを拡大したフランス企業の歴史を辿る章も付け加えられた。企業から提供された彩鮮やかな写真やポスターなどがふんだんに掲載され、様々な人々が関わりあう企業の歴史をわかりやすく解説している。本書はそのクオリティの高さから、企業のビジネスパートナーやクライアントへのプレゼントとして既に高い評価を受けている。

「1918-2018 日仏企業百年史」の表紙カバーに掲載されたメッセージ

「1918年、神戸に59人、横浜に56人のフランス人が滞在していた記録があり、そのうち27人が在日フランス商工会議所の設立メンバーであった。それ以外、日本におけるフランス人の存在感は次第に増すばかりであった。今日、11,000社ものフランス企業が日本とビジネスを行っている。フランス企業の日本支社は420社にのぼり、7万人の従業員が働いている。日本・フランス間の商業関係は、日仏の豊かな文化的関係と同様に深まり続けている。真の協力関係、相互の尊敬の念がともに働くフランス人と日本人をさらに強く結び付けている。在日フランス商工会議所は、フランス人会員の誰もが第二の故郷として愛しているこの国を活気づけていくために、常に日本の味方であり続ける。」

書籍の詳細・申込みはこちら:https://www.ccifj.or.jp/ja/publications/nos-publications/p/publication/1918-2018-un-siecle-dhistoires-dentreprises-au-japon.html

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