Kansai 企業トピックス

国際日本美術歴史文化研究保存協会(NRHK)とKAIN委員会会員が関西で会合

国際日本美術歴史文化研究保存協会(NRHK)とKAIN委員会会員が関西で会合

2019年5月24日、在日フランス商工会議所関西デスクのアンバサダー林誠一郎氏が京都で会合を開き、関西会員で国際日本美術歴史文化研究保存協会(NRHK)の創設者ジルダス・シドブル氏が工業部門における3D印刷の応用分野とその多くの利点をKAIN委員会の会員に紹介した。

NRHKは日本の美術歴史文化の研究と保存を目的とする国際的な基金で、約3年前から関西地方で活動を行っている。自動車と航空分野の工学博士号を有する代表のジルダス・シドブル氏は、コンサルタントとして、日本企業に対し3D印刷とフランス製の材料の利用を促進している。高度な技術のプリンターと材料の導入を希望する企業に、プロセス全般にわたるサポートを行っている。

KAINは京都府に拠点を持つ航空部門7企業から成る委員会で、会員間のコミュニケーションと情報交換を円滑にすることを目的としている。今回のプレゼンテーションに参加した7企業は、応用分野に強い関心を示し、この新しい技術を享受することになるだろう。

成長のさなかにある3D印刷はすでに成果を出している技術であり、フランスの大手有名企業での利用はますます増えている。航空分野のような工業部門にとって、3D印刷の利用はコストと時間の大幅な削減となる。わずかな初期投資と少ない研修コストで、短期的に見ても製品の試作や設備に関する恩恵が見込める。さらに技術と材料の多様性が3D印刷とユーザーの可能性を拡大させている。3D印刷の技術そのもの以上に、KAIN委員会の会員とNRHK協会の創設者との出会いはまた、日仏間の新たな経済交流の発展の可能性を示している。というのも、ジルダス・シドブル氏が提供するサービスの特徴は使用する材料の生産地と品質にあり、それらはすべてNANOVIA社によってフランスで製造されているからだ。シドブル氏はフランス製の優れた品質の製品を提供することにより、フランスにとっての新たな市場の先駆者となるべく、この技術の導入を積極的に推進している。

在日フランス商工会議所は、アンバサダーの林誠一郎氏に、この会合を率先して開催いただいたこと、および関西デスクの活動への貢献と絶え間ないご支援に対し、厚く御礼申し上げます。

 

このページをシェアする Share on FacebookShare on TwitterShare on Linkedin