イベント : オリエントとオクシタンの交流

Entre Orient et Occitan

今日、フランスの治安に関する信頼が回復している中で、日本人はモン・サン=ミシェルとその湾以外にも、別のフランスを知りたいと思っていると私たちは考えています。

フランスのオクシタニー地域圏は、日本人に とって新たなお気に入りの地方となるだろうか? これはキャロル・デルガ氏の悲願である。オクシタニー/ピレネー=メディテラネ地域圏議長である同氏は、6月初旬に日本を訪れた。今回の訪日は、一年半前に実施した代表団訪日の延長線上にあり、日本との関係を強化し、同地域圏の認知度を向上させることがねらいだ。オクシタニー/ピレ ネー=メディテラネ地域圏は、産業も観光も、日本の投資家を惹きつけるためのすべてを備えている。デルガ氏は、スポーツシューズの大手企業 アシックスが南ヨーロッパ向けのロジスティクス プラットフォームを地域圏内に構えたことを挙げ、「現在、地域圏内に日本企業は26社あり、約5,000 人を雇用しています」と説明した。同地域圏は、圏都トゥールーズに本社があるエアバスの存在に よって、ヨーロッパの航空産業における重要な地位を占めており、日本の航空や自動車産業の揺籃の地である愛知県とのさらなる連携の強化に大きな期待を寄せている。
観光は同地域圏にとってもう一つの潜在的な成長分野だ。「2017年にオクシタニー地方を訪れた日本人観光客はわずか15,000人でした。今日、フランスの治安に関する信頼が回復している中で、日本人はモン・サン=ミシェルとその湾以外にも、別のフランスを知りたいと思っていると私たちは考えています。たとえばまさに私たちの地域圏である南フランスなど、今までとは違ったフランスを…… オクシタニー/ピレネー=メディテラネ地域圏には、非常に多くの観光スポット(カルカッソンヌ、 ガール橋、オーブラック、ピレネー山脈など)があり、ミシュランの星を獲得したシェフが45名いる卓越した美食の地でもあります。エールフランス航空がパリ-東京間を増便することは大変好ましい環境です。また2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップのおかげで、私たちはラグビーの人気にもあやかれるでしょう。フランスの上位14 チームのうち、4チームが私たちの地域圏のチームです」とデルガ氏は述べた。

このページをシェアする Share on FacebookShare on TwitterShare on Linkedin