「オーガニック」の遅れ

Bio tardif

BIO c’ BON(ビオセボン)が、東京、憧れの明治神宮前駅に地下鉄構内初の店舗をオープン。数日後には町田に14号店となる1店舗がオープンする予定。アジア地区マネージャー、PASCAL GERBERT-GAILLARD(パスカル・ジェルベール・ガイヤール)氏がFJEに答える。

日本における有機認証規定の現状は?

この問題については早くから意識していました。有 機JAS規格は2005年から始まりましたが、この規格 は農林水産省所管の生産物にしか適用されません。 アルコール類は財務省所管であるため、有機認証 を受けられないのです。日本酒、焼酎、その他の日本 産アルコール類にとって残念なことです。日本政府 は、有機認証対象を拡大しようとしています。特に海 藻など海産物について検討していて、我々は、アドバ イスを求められています。

 

日本には多くのラベルが共存しているので、 混乱を招くのでは。

日本で公式に認められているラベルは唯一有機JAS 規格のみです。日本国外で「有機」認証を受けた商品 は(欧州の場合は緑のユーロリーフ、フランスの場 合はAB)、二国間協定がある上で、輸入者が決めら れた規則を守れば、同等の認証を得ることができま す。しかし、そのためには長い時間と高額の費用が かかるかもしれません。もし同等の条件が満たされ ない場合、これら外国製品は本来の認証ラベルを表 示して良いことになっています。例えばフランス産商 品の場合はABです。しかし、「有機」を名乗ることはで きません。ラベルに書かれた「有機」を意味する表示 は全て隠さなければいけません。一方「オーガニッ ク」を名乗ることには規制がなく、極端に言えば、ど んな商品も表示を正当に使用することが可能です。

 

有機農家はどんな障害に直面するのか?

銀行や保険会社は出資に消極的です。農薬を使用 しないと生産性が下がり、悪天候やその他不測の事 態の影響を受けやすくなるからです。

明確な公的支援も不足しています。議員の中には重 要性を理解する人もいますが、街頭演説で話題にす るだけです。「有機」の問題は、選挙結果に直接関わ らないのです。「有機」の利点に関心の高い役人も います。しかし、政府は流通における具体的な目標 数値を設定していません。フランスとは異なり、日本 には「有機」認証機関が存在しません。地元支援のイ ニシアチブはありますが、小規模なままです。 RA

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