ジャポニスム

Japonismes

最近、フランスでは日本の話題でもちきりだ。明治維新150周年、また日仏友好160周年を記念する事業として企画された日本美術の祭典『ジャポニスム2018』がこの2月末をもって終了した。フランス全国で開催された関連イベントはいずれも大盛況だった。先史時代の縄文土器、若冲展、アート集団「チームラボ」によるインスタレーション、雅楽の公演、狂言の上演、映画祭、各地伝来の「祭り」……潤沢な予算を投じた(イベント予算は3千万ユーロ近くに上るという)このイベントを通じて、貴族文化から
大衆文化までを広く網羅した、洗練と簡素が同居する日本文化の多様な側面が紹介された。約70ものイベントで日本一色に染まったフランスの2018年。この充実したプログラムにあえて物足りない部分を探すなら、それはおそらく現代アートの大規模イベントというところだろうか(「ジャポニスム」という語は、19世紀末に日本美術が西洋美術に及ぼした影響を思い起こさせる)。そして2021年、今度はフランスが日本全土で大規模な文化フェスティバルを開催する計画があるという。

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