2世紀目最初のフレンチビジネス大賞

2世紀目最初のフレンチビジネス大賞

100周年という節目の年を超え、新たな100年 の始まりとなった2019年。在日フランス商工会議 所主催の「フレンチビジネス大賞(FBA)」受賞企業 が開催され、2018年に目覚ましい活躍をしたフラ ンス企業への授賞式が1月31日、新年会と同時に グランドハイアット東京で開催された。 様々な業界 から多彩な参加者がそろい、新時代の明るさを表 していた。カンパニー・オブ・ザ・イヤーを受賞した のは、BIO C' BON(ビオセボン)である。フランスの オーガニック食品スーパー最大手ビオセボンは、 店舗を次々と増やしており、日本でも先頭に立っ て、消費者の味覚と日本の優良農家の生産手段に 適した、新しい高品質な食品を広めている。 保健 分野のサノフィ・ジェンザイム社は、革新的なアトピ ー性皮膚炎治療薬開発に対して、ベストプロダクト・ (サービス)・オブ・ザ・イヤーを受賞した。日本で のイベント企画の再開拓に取り組む企業ジーエ ル・イベンツ社がベスト中小企業(PMS)賞を受賞 した。フランス・リヨン発祥の同企業は、愛知国際 展示場(Aichi Sky Expo)のコンセッション業務を 手掛ける。クレディ・アグリコル・コーポレート・アン ド・インベストメント・バンクが、再生可能エネルギ ー分野への融資、フランス国内のインキュベータ ー施設LE VILLAGE(ル・ヴィラージュ)の設置、さら には日本円での債券発行に対して審査員特別賞 を受賞した。自動車産業界では日本ミシュランタイ ヤ株式会社がベストイノベーション賞を受賞。水 素エネルギー開発で非常に精力的な日本エア・リ キード株式会社がベスト日仏協力賞を受賞した。 世代交代の兆候も見受けられた。音声アシスタン スを開発するスタートアップSNIPS社(スニップス) がフレンチテック東京賞を受賞。また、THE PLANT (ザ・プラント)がベストコントラクター賞に輝い た。 受賞トロフィーは、日本国内でフランスの食器 などを販売するArc Japan(アルク・ジャパン)の寛 大な支援で用意された。その他にもスポンサーと してEYジャパン、 Allied Pickfords(アライドピック フォード)の支援を頂き、Baron Philippe de Rothschild Orient(バロン・フィリップ・ド・ロスシルド・ オリエント)からはカクテルパーティーの飲み物の ご提供をいただいた。

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