エコノミストに出番を!

Place aux économistes

在日フランス商工会議所で日本経済にスポットライト

3つのテーマ

PETER TASKER(ピーター・タスカ)氏が司会を 務めた2019年エコノミスト・クロストークで、 在日フランス商工会議所は日本にとって特に 重要な3つの時事テーマ、つまり貿易、雇用、生 産性について参加者の発表を受けた。 貿易面では日本は保護主義の批評家となる 前に長い間その擁護者として存在してきた。 日本は欧州連合と自由貿易協定を締結したと ころである。SOCIÉTÉ GÉNÉRALE SECURITIES JAPAN (ソシエテ・ジェネラル証券)のチーフエ コノミスト会田卓司氏は弱い内需(長期にお いて悲観的な消費者たちは消費するより貯蓄 することを好む)と低い企業投資レベルによ り、協定の影響は限定的であると説明する。反 保護主義の日本はドナルド・トランプ大統領が 火蓋を切った米国と中国の貿易戦争を心配す る時も反保護主義である。米国の低迷する賃 金の伸びとアメリカから中国への産業移転に より米国人はグローバル化を警戒するに至っ たと、BNP PARIBAS (BNP パリバ)の河野龍太 郎氏は説明する。

 

滞る生産性

中国と米国は最後には「どちらも貿易戦争で 苦しむでしょう」と大和総研の熊谷亮丸氏は 予測する。

次に労働力と生産性。CRÉDIT AGRICOLE (ク レディ・アグリコル)の森田京平氏は日本の賃 金カーブが特異であると説明する。つまり、退 職に近づく55歳あたりで大きく下がり、他の ほとんどの先進国(ドイツ、英国、スウェーデ ン…)よりもかなり速い。森田京平氏は安倍 晋三首相の下で生産性がほぼ横ばいである とも指摘する。

NATIXIS (ナティクシス)の岩原宏平氏曰く、日 本の賃金は今日労働力人口の38%を占める 非正規雇用の増加のせいで上昇しなかった。 雇用創出の70%を占める中小企業の生産性 も改善されなかった。 政府にとって更に対 処すべき、そして在日フランス商工会議所の 2020年エコノミスト・クロストークで再び取り 上げる課題である。 JJE

 

 

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