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トヨタ、企業秘密を開示

トヨタがハイブリッド車に関する特許2万4千件を無償公開する。電気自動車への転換が始まっている昨今、プリウスの生みの親が目論むのは、この特許公開によりハイブリッド車セクターを活性化させることだ。プリウスは、トヨタの「クリーンな」車の中でも採算性が高い数少ないモデルである。

 

テレイグジスタンス

進化のスピードは非常に速い。人工知能分野には既に多数の輝かしい発明を伴う歴史がある。1980年代半ば、東京大学の舘暲(たちすすむ)名誉教授はテレイグジスタンスというコンセプトを開発した。これは人間がロボットを遠隔操作し、ロボットが感知したことを各種センサやVRヘッドマウントディスプレイ、その他の技術を介して人間にフィードバックするというもの。例を挙げよう。ビーチで日光浴を楽しみたいあなたの代わりにロボットを沖縄へ派遣し、太陽の熱や光を東京のオフィスへフィードバックしてもらうとか、太平洋にアンドロイドを送ってウミガメのように海の底を歩き回ってみる、とか……このコンセプトを受け継ぐのが、テレイグジスタンス株式会社だ(会長は創設者の舘暲名誉教授)。同社は昨年、小笠原に設置したロボット「MODELH」を介して、そこから1000キロ離れた場所にいる人を、現地で休暇を過ごしているような気分にさせた。テレイグジスタンスのCOO彦坂雄一郎氏は「あなたの脳は、自分があたかもロボットの設置された場所にいるかのように錯覚するのです」と説明する。人工知能の発達は目覚ましいが、ロボットが人間にとって代わるまでの道のりはまだ長いと彦坂氏は考えている。「コンビニの店員さんが様々な仕事をこなしているのを見ると、いつも思うんですよ。人間はなんて完璧な機械なんだろう、と」

IPS細胞のさらなる前進

2017年、眼科医の髙橋政代氏をリーダーとする理研のプロジェクトチームは、加齢黄斑変性の患者5名の網膜に他家幹細胞由来の網膜細胞を初めて移植した。このIPS細胞は、手術から2年経過した今も拒絶反応を起こしていない。前回2014年に実施された手術が自家移植であったことを考えると、科学の大きな進歩に希望が膨らむ。第三者から採取した幹細胞の使用により、研究者はコストと時間の大幅な削減に成功した。理研のプロジェクトチームは、様々な病気の治療に向けIPS細胞バンクの設置を目指している。

 

アクセルを踏む東芝

東芝が世界最速のアルゴリズムの構築に取り組んでいる。同社によれば、現在開発中のこの方式は最高性能のアルゴリズムより10倍速く、ごく普通のコンピューター上で使用可能だという。その用途として東芝が想定しているのは、例えば最も効率的な配送ルートの探索や新薬開発などである。

 

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