商工会議所
フェリックス・ポルチェ氏、CCIFJ北海道地域担当アンバサダー
![[Translate to Japanese:] Félix Portier, Ambassadeur de la CCIFJ pour la région de Hokkaido](https://aws-a.medias-ccifi.org/fileadmin/_processed_/8/f/csm_FELIX_302fa090d5.jpg)
NASKEO環境株式会社(フランスのNASKEO Environnement社の日本法人)の代表取締役を務めるフェリックス・ポルチェ氏は、札幌を拠点に、農業経営体や下水処理施設のニーズに応じたメタン発酵ソリューションの普及に取り組んでいる。北海道で約10年にわたり培ってきた経験と現場への深い理解を生かし、現在は日仏企業間の連携促進にも力を注いでいる。
フランスと日本をつなぐキャリア
トゥールーズ・ジャン・ジョレス大学で日本語を学び、沖縄の琉球大学への1年間の交換留学を経て、2015年に修士課程を修了。その後、翻訳・通訳から現場での実務まで、さまざまな仕事を経験した。2017年には、V.I.E.(国際企業ボランティア制度)を通じてNASKEOに入社し、北海道のメタン発酵施設の建設現場で工事コーディネーターを務めた。その後、営業開発へと担当領域を広げ、北海道の2つの企業グループが資本参加したことを受け、2025年8月にNASKEO環境株式会社の代表取締役に就任した。
エネルギー転換を支えるメタン発酵技術
札幌を拠点に、畜産農家が家畜排せつ物を活用して再生可能エネルギーを生産できる、Biolectric®の小規模メタン発酵設備の導入を支援している。農業とエネルギー転換が交わるこの事業を通じて、地域の関係者との緊密な関係を築いてきた。2026年1月には、NASKEO環境株式会社が在日フランス商工会議所(CCIFJ)主催のFrench Business Awards(FBA)で審査員特別賞を受賞したほか、「Hokkaido GX New Energy」賞も獲得した。
フランスと北海道の結びつきを強化
CCIFJの北海道地域担当アンバサダーに就任したポルチェ氏は、フランス企業に向けて北海道の経済的な可能性をさらに広く発信したいと考えている。特に、農業、食品産業、再生可能エネルギーに加え、物流、自動化、観光分野にも大きな可能性を見いだしている。今後は、北海道におけるCCIFJの認知度向上、地域の経済界や行政機関との関係構築、そしてイベントや交流会、フランスからの訪問団の受け入れなどを通じた日仏企業間の交流促進に重点的に取り組む方針だ。
NASKEO環境株式会社が現在進めているプロジェクトの一つに、北海道北部の乳牛700頭を飼育する牧場へのBiolectric®設備2基の導入がある。稼働開始は2027年夏を予定している。これは、フランスの技術力と日本のパートナーとの連携が生み出す可能性を示す事例であり、フランスと北海道の経済関係を持続的に発展させたいというポルチェ氏の意欲を体現する取り組みでもある。
お問い合わせ:
Felix PORTIER
felix.portier(@)naskeo.com