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ネリーロディ社、30年の歴史を持つ仏ブランドコンサルティング

2018年05月21日

在日フランス商工会議所の会員企業を紹介します。

フランス・パリに本拠を置くネリーロディ社は、1985年にネリー=クレール・ロディ（Nelly-Claire Rodi）が設立した老舗のブランドコンサルティング会社で、クリエイティブ産業やハイブランドファッション、美容ブランド業界の各種法人や団体などにブランディングのサービスを提供している。日本とニューヨークに支社を構え、グローバルで企業のブランディング戦略の支援を行っている。

トレンドブックとクライアントに合わせたアドバイス

消費者行動やファッショントレンドが目まぐるしく変化する現代において、ブランド企業はうまく市場を読み、競争力を保つために必要な戦略の選択を迫られる。ネリーロディは、クリエイティブチームのインスピレーションの源となる「トレンドブック」を発行し、クライアントに製品デザインやスタイル、製品戦略の方向性を示すツールとして提供している。また、トレンドブックと合わせて各企業の要望に応じ、企業監査や開発シナリオ、ブランドプラットフォーム、世評調査、Eコマース戦略、影響戦略など様々な手法・分野でコンサルティング業務を行っている。Webアクターとパートナーシップを組んでおり、消費・企業・マーケティングトレンドの最先端かつ徹底的な考察に基づく戦略提案がなされる。

グローバルに1000社のクライアント

ネリーロディのチームは、社会学者やマーケティング専門家、アート・デザイン分野の優秀な学校を修了したクリエイター、トレンドの先駆者たちなどブランディングに必要な様々なフィールドの人間で構成されている。世界各国に1,000社以上のクライアントを持っており、同市場でリーダー的存在と言われる所以だ。大手高級ブランドに業務を提供する場合が多いが、そればかりでなく世界の有名美術館や繊維企業の東レ株式会社、仏ホテルチェーンのアコーホテルズ、資生堂の香水などにも業務を提供している。

日本における活動

「ネリーロディの日本支社が、パリの本社と同様のサービスを提供できるよう取り組んでいます。時代の流れやその変化を伝え、分析するだけに留まらず、ソーシャルネットワーク上でも屋内外のイベンであっても、イノヴェーティブなクリエイターを見つけ出し世に送りだすクリエーションのプレイヤーであってほしいのです」と、ネリーロディのディレクターブノワ・ピケ氏は語る。「例えば、ある日本の電化製品メーカーとイベント企画の契約を結ぼうとしています。ショーウインドウであるWebサイトを活用し、未来の日本を担うクリエイターがそれぞれのやり方で、自分たちのクリエーションの価値を表現できる方法を考えています」。ネリーロディは、グローバリゼーションやデジタル化、人口減少などの課題に直面している日本で、これまで以上に存在感を高め、自分たちの価値観を伝え、ノウハウと専門知識を日本企業のために役立てたいと考えている。

ネリーロディ社ＨＰ：www.nellyrodi.com

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