企業トピックス

フランス「ナビヤ」がソフトバンクに自動運転バスを販売

フランスのベンチャー企業で自動運転バスを製造している「ナビヤ」は2017年3月8日、ソフトバンクグループのSBドライブ株式会社に同社の自動運転バスを2台販売すると発表した。毎日新聞の報道によると、ナビヤ(Navya)はソフトバンクグループと組み、「日本市場に参入する」と明らかにした。「自動車メーカーなどが開発中の自動運転車とは異なり、ショッピングセンターや空港、大学の敷地など決められたルートを低速で走る計画」と報じている。ナビヤが開発したバス「NAVYA ARMA(ナビヤ アルマ)」は、自動運転で走る最大15人乗りの電動バスで、最大45キロで走行する。また一度の充電で環境によって異なるが5時間~13時間走行できるバッテリーを装備する。ナビヤはフランス企業Keolisと組み、欧州や北米市場で実用化、商用化を提案しているが、2017年1月には新たに米国ラスベガスで同市のイノベーション地区の公道での運用が始まった。既にフランス・リヨン市やボルドー市を始め複数の都市で導入が進んでおり、ロンドン・ヒースロー空港でもデモンストレーションが行われた。一方、今回ナビヤの自動運転バスを購入するソフトバンクグループのSBドライブ株式会社は、日本で自動運転技術の導入・運用、モビリティサービスの開発を行っている企業で、内閣府が推進する戦略的イノベーション創造プログラムの「自動走行システム」において、沖縄で行われるバス自動運転実証実験を受託するなど、国・地方自治体と協力して開発を進めている。

ビヤHP : http://navya.tech/

SBドライブ株式会社:http://www.softbank.jp/drive/

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