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イノヴァソフトウェア社、製薬向けCRMソフトウェアの開発

INOVA

在日フランス商工会議所の会員企業を紹介します。

2001年に設立されたイノヴァ社はフランスのリヨン市で生まれたフランス企業で、製薬研究所やバイオテクノロジー関連企業の連携をサポートするSaaS型CRMソフトウェアを開発・提供している。

大きく変わる製薬業界

製薬分野における企業間の関係は大きく変わろうとしている。過去はインハウス(社内)の研究開発が支流であったが、現在はその代わりに他企業・団体との共同研究プロジェクトの活用が多くなり、そこから市場に出回る新薬の実に50%以上が生まれている。製薬企業が共同研究プロジェクトまたはライセンスプロジェクトを選択し企画するには、研究開発(R&D)業務と事業開発(ビジネス・デベロップメント/BD)に関する情報の共有が必要である。イノヴァソフトウェアは重要な情報を共有し、それぞれのデータベースに情報を保管せずに済むような共同プラットフォームを提供する。

ひとつのソフトウェア、ひとつのサービス

商品「イノヴァソフトウェア」はSaaS(Software as a Service)型のソフトウェアである。専用サーバーで直接使用することが可能で、研究開発(R&D)チーム、事業開発(BD)チーム、さらにアライアンスマネジャーらに均一で共通のツールを提供することで、その業務を簡易化することができる。イノヴァソフトウェアの利用者は主に、利用者のパートナリングと共同研究プロジェクトに関する情報を集約する、ライセンスプロジェクトのパイプラインを管理する、バイオテクノロジー関連企業、大学またはその他の製薬グループとのアライアンスを導くなど様々なソリューションを手に入れる。イノヴァ社は、セクターの主要なビジネスの場である製薬団体会議の主催者に対して、会議の際のパートナリングに向けたツールも提供している。「イノヴァソフトウェア」は、特にバイオテクノロジー業界の若く革新的な企業からのオファーと、より多くの生産手段を有する大企業のニーズのマッチングを円滑に進めることができるソフトだ。

切実な需要が伺える世界的な成功

「世界のトップ企業20社」の半数(バイエル薬品やアステラゼネカ、武田薬品工業など)を含む100社以上を顧客に持つイノヴァソフトウェアは、約50名の従業員を有し、その売上高の80%を世界で実現している。日本はライフサイエンス分野では世界で重要な市場であり、ピエール=アラン・ルモワンヌ氏が代表を務めるイノヴァソフトウェアの日本代理店が2016年9月に開業した。すでに日本では8件の契約を締結し、今後はさらなる成長が見込まれる。

同社HP: http://www.inova-software.com/ 

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