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ジェイ・エフ・ヒレブラント:グローバルな飲料輸送専門企業
会員紹介」コーナーでは、在日フランス商工会議所の会員企業を紹介します。
ジェイ・エフ・ヒレブラント社はこの20年間で、飲料輸送のリーダー企業に成長した。2007年にはトランス・オーシャン(フレキシタンクの中心的存在)を買収、社員はグローバルで2,200名を超える。ジェイ・エフ・ヒレブラント社の専門分野は、ワイン、スピリッツ、ビールの輸送と、液体貨物のバルク輸送で、世界中でこれらの飲料・液体貨物の輸送を行っている。
ワイン輸送のための特殊な専門技術
ジェイ・エフ・ヒレブラント社ならではの特徴は、事務所の地理的配置に見ることができる。輸出を管理する支店は飲料の生産地に(コニャック、ボルドー、グラスゴー等)、輸入管理拠点は消費地に(ロンドン、シドニー、東京)配置している。「この独自のシステムで最適なサービスを提供することができ、製品を引渡しまで行うことができます」と、日本法人代表取締役の関口幸代氏は説明する。「ワインは繊細な製品で特別な配慮が求めらるので、特殊な専門技術を提案しています。また温度管理を保証するため、様々な国を起点とするリーファーコンテナによる一貫輸送サービスの提案も行っています」。積貨地となる原産地域、製品の特長、通関手続き、海上輸送業者の市況など、ジェイ・エフ・ヒレブラント社の管理はロジスティクスのプロセスを構成するすべての要素にわたる。
90%超の輸入業者と取引
日本での取り扱い製品について、「食用油のような製品、あるいはラテックスなどの一般化学品のバルク輸送業務も行っており、こうしたサービスは急速に拡大しています。」と関口氏は述べる。ジェイ・エフ・ヒレブラント社は、1993年に日本に進出し、現在の職員数は39名。同社のサービスは日本の市場に広く浸透し、今では日本に輸入される飲料の2、3本に1本を輸送しているほどだ。「弊社は業界の90%超の輸入業者と取引があり、業界トップ企業として成長の新たな方向性を探っています」。日本法人は最近、アジア向けそしてまもなく欧州に向けた日本酒の一貫輸送プロジェクトを立ち上げ、サービス業務の幅を広げている。「(日本酒の)輸出を考えている清酒製造業者は多いので、我々のコンサルティング業務を活用してサービスを拡大したいと思います。」と関口氏は新規事業の拡大の可能性を語る。「ジェイ・エフ・ヒレブラントはこうした製造業者に対し、グローバルなビジネス、ならびに質の高いロジスティクスの専門技術を提供していきます。」
ジェイ・エフ・ヒレブラントジャパンHP:www.jfhillebrand.com/Japan/SitePages/default.aspx