企業トピックス
トヨタのフランス工場に3億ユーロ投資、マクロン仏大統領が訪問
2018年1月22日、エマニュエル・マクロン フランス大統領が、フランス北部・ヴァランシエンヌにあるトヨタの工場を訪問した。マクロン大統領はトヨタの従業員と報道陣を前に、トヨタが同工場への3億ユーロ(約400億円)の投資を行うと発表した。今回の投資で700人の新たな雇用が見込まれる。
今回の投資は、フランス国内の自動車産業にとって近年における最も重要な投資であり、トヨタの工場があるオー・ド・フランス地域圏における産業部門に明るい光をもたらすと仏メディアは評した。マクロン大統領は「トヨタがここ(フランス・ヴァランシエンヌ)に3億ユーロの投資と700人もの正規雇用を決めたのは、それは(従業員の)皆さんが働き者だからです」と集まった労働者たちを賞賛した。
現場責任者であるトヨタのルチアーノ・ビオンド工場長は、「今回の投資がよい例になるよう、フランスに投資しフランスで生産することに価値があることを証明していきたい」と強調した。今回の設備投資では、TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)を導入した新型車の生産に向けた新設備が導入される。同工場は、2006年に生産台数24万台を超え、2020年には30万台に達する見込みだ。