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ビジネス・デベロップメント委員会:ロクシタンの長続きする成長の方式
ビジネス・デベロップメント委員会は2017年9月28日、ロクシタンジャポン株式会社社長二コラ・ガイガー氏をゲストスピーカーに向かえ、セミナーを開催した。ガイガー氏は同グループの成功談を詳細に語り、成功をもたらした戦略について説明を行った。ロクシタンは世界最大規模の化粧品市場である日本市場に参入した際、初の「田園プロヴァンス風コスメ・ブランド」という強みもあったが、フランスの化粧品に対する日本人の高い関心、信頼もあり、日本における同社の発展は実際のところ保証されていたようなものだった。
根本的に違うことを
しかしガイガー氏にとって、ロクシタンの成功の根底にあるのは「グループの現地職員への信頼と起業家精神」である。「競争をまねるよりも、根本的に違うことをしなさい」。ロクシタンは他の高級コスメ・ブランドのように百貨店にコーナーを設けるのではなく自社ストアを展開し、未だ男性が最高経営者層をほぼ独占する日本社会においてジェネラル・マネージャーに日本人女性を雇用した。同社はさらに、自社商品の品質が確実に市場での最高基準に到達するよう努力を重ねる。ガイガー氏は、初代社長の鷹野志穂氏を「リスクを取ることのできる非常に力強い女性」と評価した。「彼女は常に、商品とその新規性に焦点を合わせ、顧客を毎回驚かせる方法を知っていました」。
ブラジルから日本へ
ニコラ・ガイガー氏は2011年、ロクシタンブラジル株式会社に入社、マーケティング部長、販売・マーケティング部長のポストに就いた後、同支社の代表を務めた。ブラジルはロクシタングループの中で、最も急速に成長する支社の一つとなった。そしてガイガー氏は2017年、日本支社の代表に着任した。同氏は現在、日本の顧客の満足度を維持するために毎日2時間日本語の授業を受け、複雑な文化的背景を理解しようと努力している。
18%を占める日本市場
ロクシタングループは、グローバルに約3000店を営業し、2016年から2017年にかけて13%の成長率を記録した。現在、同社商品の40%以上がアジア諸国で販売されており、うち18%を占める日本はアジア最大市場である。日本では、ストア以外にも3か所の「カフェ・ロクシタン」を運営している。
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