企業トピックス  •  連載・特集

フランス・ブルターニュ地方の企業4社が日本を視察

「イル=エ=ヴィレーヌ県オスカー賞」は毎年、フランス北西部・ブルターニュ地方にある県内の優れた企業を表彰する賞である。受賞企業には、ブルターニュ国際商工会議所(BCI)が提供する視察旅行が賞品として贈られ、今年は在日フランス商工会議所(CCIFI)の協力のもと、日本への視察旅行が実施された。「実は毎年、企業受賞者らが目的地を決めるのですが、今年は参加者の議論で非常に早い段階で日本に決まりました」と説明するのは、BCI理事長ヴァンサン・シャマレ氏。2016年11月4日~10日の日程で、第30回目となる本賞で表彰された4企業が来日した。フィットネスクラブを経営するオランジュ・ブルー社、産業用金属工事業のAMI社、カキ養殖会社サン・ケルベール養殖場、オンライン動画コンテンツを頒布するブロードピーク社の4企業である。

来日期間中、グループ訪問のほか個別の商談ミッションも設定され、フランス企業の経営者らは日本市場を理解し、業界関係者やパートナー、潜在的な顧客に出会うことができた。ヴァンサン・シャマレ氏によると、参加者全員が日本進出を目標として来日したわけではないという。「自社の事業分野に関わる日本での情報集めが目的と言えるでしょう。新たな商法、新たなツール、さらには経営に関する意見交流などを求めています。」とはいえ、ビジネスチャンス抜きの旅行ではない。4社のうち2社は初旅行の成果を踏まえ次の機会を窺う見通しだ。「カンカルに拠点を置く企業サン=ケルベール社は現在、食品衛生上に関する障壁で日本市場への進出がうまく進んでいませんが、日本滞在で出会った潜在的な顧客からの好反応に励まされ、現在実施中の交渉をスピードアップする意欲を見せています。3月にはFoodex Japan(国際食品・飲料展)で再来日を予定しています」。他の3社も日本での出会いをもとに帰国後、提携関係構築、日本進出、新しい業務手法の導入など、新たな可能性を追求しようとしている。

この記事の翻訳は、以下の企業の協力で行われています。
株式会社翻訳センターパイオニア
40年の実績と丁寧なサービスで高品質な翻訳・通訳をご提供いたします。取扱い言語:
仏、露、英、西、葡、中、韓、他。一般労働者派遣及び紹介も対応可。
HP: http://www.tcpioneer.co.jp/、連絡先:coordinator(at)tcpioneer.co.jp (日本語、仏語、英語)




このページをシェアする Share on FacebookShare on TwitterShare on Linkedin