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モード・イン・フランス:20周年を迎えたプレタポルテの展示会
2016年1月13日から15日にかけ、第40回モード・イン・フランス展が恵比寿のウェスティンホテルで開催された。フランス婦人プレタポルテ連盟(FFPPF)とプレザンス社(日本)が主催の本展示会は今年20周年を迎えた。東京初となるモード見本市として開始されたモード・イン・フランスは、以来、日本で活躍するモード界のプロにとってモデル的存在となってきた。今回、フランス婦人プレタポルテ連盟のパトリシア・ブラフマン国際部長が、専門記者たちの出展業者訪問に帯同した。今回の展示に参加したのは、初出展の5ブランドを含む55ブランド。展示会初日の来場者は微減だったが、ブラフマン氏の説明ではフランス婦人向けプレタポルテの人気度は以前高く、その売上げは増加の一途をたどっている(2015年には3.8%増加)。先に発生したテロ事件を理由にフランスの展示会への来場を取りやめた参加者の来場が期待された。卸売業者、マルチブランド店やセレクトショップの代表が多く来場し、日本のバイヤーの間で認知度が高いブランドにおいては通常を上回る受注があり、販売は初日から好調だった。最終的に来場者数は昨年比で減少したものの(およそ6%減)、開催3日間を通して989社が来場した。
初開催から20年を迎えるにあたり、2016年7月27日から29日に開催される展示会ではロゴや会場が一新され、全く新しいコンセプトが展開される予定だ。展示会はホテル客室から、床面積1,700平米の宴会ホールへ場所を移しオープンスペースでの開催となる。ブラフマン氏の計画どおり、さらに多岐にわたる出展者の受け入れ、また若いクリエーターによる出展が可能になるだろう。