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ヴァローナ社主催『É-Cothèque(エコテック)』-シェフたちがガストロノミーを革命する-が大盛況を収めました!

弊所会員であるヴァローナ社が、日本の食文化に新たな一章を刻むことを目指し、従来のデモンストレーションという形式にとどまらない料理と製菓の分野における最新トレンド、技術、製品を存分に体感できる学びの場『É-Cothèque(エコテック)』を、大阪・心斎橋に位置するマリオット・インターナショナルのブティックホテル、Wホテルにて7月18日に開催しました。弊所からも2名の研修生がお招きいただきました。

 

『É-Cothèque(エコテック)』は、ヴァローナの企業理念を象徴する、ショコラ専門技術校「École Valrhona(エコール・ヴァローナ)」の東京校でエグゼクティブ・シェフを務めるファブリス・ダヴィドゥ氏の発想から生まれました。École(エコール)は学校を意味し、その頭文字「É」に、知識の伝承を可能にする図書館(Bibliothèque/ビブリオテック)の音と役割を重ねています。さらに、エデュケーション(Éducation)、エコノミー(Économie)、エコロジー(Écologie)の「É」を取り入れ、パティスリーの世界を取り巻く要素を集約させることで、『É-Cothèque(エコテック)』が誕生しました。

 

記念すべき第一回目には、MOF(フランス最優秀職人章、アイスクリーム部門)のヴァンサン・ブエ氏と、2023年クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーにて優勝を果たした日本代表の柴田勇作氏が特別ゲストとして迎えられ、「アイスクリーム」を題材に、日仏市場、消費者傾向、原材料や品質などについての対談を聞くことができました。

最初のテーマは、日仏両国におけるアイスクリーム市場についてです。アイスクリームの消費は日本・フランスともに年々増加傾向にあり、その経済成長は著しいものがあります。またその種類も日々多様化しており、ヴィーガンやオーガニック、より少ないパッケージなど、健康や環境に配慮したアイスクリームが好まれる傾向にあります。一方日本では、パフェやデザートなど、華やかなアイスクリームが好まれ、「その場で楽しめる」ものが人気を集めており、季節限定のフレーバーも好まれています。

 

また、アイスクリームの製造方法や材料についてもディスカッションが行われました。

ブエ氏は、伝統的なフレーバーを守りつつ、革新的なアイスクリームを作ることを心がけており、できるだけ環境負荷がかからない製造方法を模索していると話されました。

柴田氏は、アイスクリームの味に余韻が残ることが、人気となるアイスクリームの秘訣だと語るとともに、糖分の割合が味の決め手になると話されました。

 

対談の最中には、ブエ氏と柴田氏が製作したアイスクリームが振る舞われました。ブエ氏からは、「ヴァローナ」のヴィーガン・チョコレート『アマティカ・ブランシュ 35%』を使用したソフトクリームと、メレンゲなどのパティスリー要素を味覚と視覚にも取り入れた3層構造のフィンガー・グラッセ、そして柴田氏からは、「Adamance(アダマンス)」のフルーツピューレを素材としたフレッシュなソルベにカルダモンのソースを添えたものなどが提供され、参加者たちはそれらの独自性と質の高さに魅了されながら、存分に味わっていました。

 

このようなナチュラルやエコ志向、新しい味わいを期待する消費者に対して、両氏のようなプロフェッショナルが選ぶ素材そのものが求められます。これらの素材をプロフェッショナルに提供し、美食の世界の方向性を示しているのがヴァローナ社です。「共に創ろう、より良い未来を」 というスローガンのもと、機能素材 「SOSA(ソーサ)」やバニラ素材「Norohy(ノホイ)」、ナッツ素材「Pariani(パリアーニ)」、フルーツピューレ素材「Adamance(アダマンス)」など、複数のブランドを展開しています。今回の『É-Cothèque(エコテック)』 では、これら各ブランドの特徴を生かしたシュクレ(デザート)とサレ(料理)全20種がデジタルレシピとともにエコール・ヴァローナ 東京より振舞われました。

 

対談の最後には、両氏の職に対する思いが語られ、ブエ氏は「アイスクリーム作りは数学であると同時に物理学である。常に楽しんで取り組むことが継続の秘訣だ」と話し、柴田氏は「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーで優勝してから、日本における製菓作りへの大きな責任を感じるようになった。常に学ぶ姿勢を持つため、あえて辛い道を進むようにしている」と話されました。

 

世界を舞台に活躍する二人のシェフの、常に研究と挑戦を続ける姿勢に、多くのプロフェッショナルが感銘を受けたことでしょう。シェフや参加者同士の意見交換が行われ、会場が一体となりました。さらに、プロフェッショナルたちが多くの発想や知識を分かち合い、製菓界の新しい価値創造を目指すヴァローナの使命を深く体感できる時間となりました。

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