個展「テニス界の伝説」が10月に開催
![[Translate to Japonais:] LES LEGENDES DU TENNIS](https://aws-a.medias-ccifi.org/fileadmin/cru-1768836407/japon/user_upload/tennislegends.png)
このたび、東急グループの東急スポーツシステム株式会社が運営する田園テニス倶楽部、在日フランス商工会議所の協賛によるフランス人写真家ゴヴァン・ソレルの個展「テニス界の伝説」が開催されます。
田園テニス俱楽部の創立90周年を記念して、写真家のゴヴァン・ソレルはテニス史に名を馳せる有名選手の肖像作品12点を展示いたします。本展は2024年10月1日から31日にかけて、日本のテニス史に名を残す田園テニス倶楽部を会場に開催されます。今回初の展示となる一連の作品のなかには、「宿命のライバル」であるビヨン・ボルグとジョン・マッケンローを同じ画面に収めた写真や、1983年の全仏オープン決勝で火花を散らしたフランスのヤニック・ノア選手とスウェーデンのマッツ・ビランデル選手が並んだ写真も展示されます。伝説の選手たちがしのぎを削った1995年の全仏オープンを題材に、展示作品は自然体の選手の美しさと歴史ある大会の精髄に焦点を当てています。大会終了後、シャンゼリゼ通り近くにあるナイトクラブ「ヴィラ・バークレー」に集まった選手たちは、テニスコートの緊張を忘れさせる和やかな雰囲気の中、再会と試合ができる喜びを称えて祝杯をあげました。
写真家ゴヴァン・ソレルを魅了し、彼の制作活動を導いてきたアイデンティティという概念は、本展の中心的なテーマを構成しています。演劇や詩を想起させる配置で展示された12点の写真作品は、集団のアイデンティティを物語っています。モノクロで印刷された12枚の写真は、つい先ほどまで試合をしていた「選手」という一面をテニス用具に代弁させることで、選手としての個性と人としての個性が織り交ざったハイブリッドな肖像を描き出しています。いたずら心や技を披露する選手をレンズに収めるこの手法は、鑑賞者をテニスの真髄へと導いてくれます。真剣勝負という要素を除けば、テニスの試合において観客を熱狂させるのは、アスリート自身の個性と、試合では見られない選手の隠れた一面に他なりません。スポーツを高い次元へと昇華するのは、力と気品を併せ持ったアスリート自身なのです。
展示された作品はすべて4×5のポラロイドカメラで一度に撮影されたものです。選手たちに指示することなく好きなポーズをとらせることで、プロとしての空間とプライベートな空間の境界を曖昧にすることが
写真家の狙いでした。
著名な写真家であるゴヴァン・ソレルは、多くの偉大な肖像写真家たちと同様に、1枚の写真の中にアスリートとその人間性、空間、光を完璧に調和させる術を心得ています。被写体となる選手たちが完璧な動作を模索し続けるかたわら、ゴヴァン・ソレルは選手たちの体の動きを瞬間の中に焼きつける方法を追求します。選手たちの動作を「生の表現」としてとらえるソレルは、自身の作風にアンリ・カルティエ=ブレッソンをはじめとするヒューマニズムの写真家の影響を認めています。
マンスール・バーラミからヤニック・ノア、ジョン・マッケンロー、スタン・スミスにいたるまで、ソレルは純然たる調和の瞬間をレンズに収めてきました。スナップ写真に写った選手たちからは、ユーモアや気品、素朴さを含んだ個性がありありと感じられます。ぜひこの機会に会場で実際の作品をご覧ください。

