潮流
オラノ・ジャパン株式会社 - フレデリック・パタラゴイティ氏
オラノ(Orano)の100%子会社であるオラノジャパン株式会社は、ORANO 日本支社です。60年来の日本原子力産業界のパートナーであるオラノは、 ウラン供給、濃縮、ロジスティックス、使用済み燃料の再処理および廃炉などにおける、日本の電力会社の主要取引相手です。今年2月には、日本の パートナーである日本原燃株式会社(JNFL)と三菱重工(MHI)がオラノへの出資を完了しました。財政構造が強化され、戦略的パートナーシップは確固たるものとなり、オラノが中心的役割を果たす準備が整ったと言えます。 日本は、2011年3月に発生した津波により大きな変化を余儀なくされました。島国である日本は、その電力の自給とCO2排出削減とを両立させなければなりません。これは日本の非常にバランスのよい「エネルギーミックス」目標を反映したものです。原子力20%、再生可能エネルギー22%、地熱発電数%などにより、数年内には電力発電の50%近くの脱化石燃料を果たすでしょう。
トタル・インターナショナルSA,日本支社 - ダニエル・ロレ氏
エネルギー業界のメジャーであるトタルは、より優れ、安定し、よりクリーンで効率的かつ革新的、そして多くの人がアクセスできるエネルギーに取り組んでいます。トタル・グループが日本に進出して60年。液化天然ガス(LNG)、太陽光パネル製造、ソーラーファーム建設、また電力を蓄えるための蓄電池など我々のソリューションは、日本の様々な顧客がエネルギーの供給問題に対処できるようサポートし、さらにより分散化した無駄と汚染の少ないエネルギーへの移行を日本がより早く移行できるよう助けるものです。供給のフレキシビリティの増加、継続的なコストダウン、そしてイノベーションの創出により、我々は市場の開放に貢献したいと思います。
ブイグ・アジア - ピエール・ムスティエール氏
ブイグは日本のエネルギー業界において、その子会社であるブイグ・エナジーズ・アンド・サービシーズを通じて精力的に活動しています。ブイググループの手掛ける、日本では2つ目の出力約40MWの太陽光発電所が、栃木県に間もなく完成します。またブイググループは、第三国における大型建設プロジェクトにおいても日本の企業に協力しています。さらには、フレンチテック参加団体やスタートアップの日本における事業展開のために新たに設置された、イノベーション兼パートナーシップ促進スペースである「PLACE2B」をオープンしました。都道府県間の認証プロセスおよび適用規準が、より明瞭で規格化されたものになれば、我々のプロジェクト準備作業も簡略なものになると思います。
エンジーサービス・アジア・パシフィック - ジョン-フランソワ・リビイエ氏
エネルギー変換の課題を割り出し、日本の持続可能な発展と経済力に寄与するために、エンジーは包括的ソリューションを提案します。第一に、特に太陽光、風力、バイオマス、水力など再生可能エネルギーによる発電と電力販売に注力します。エネルギー効率に関するソリューションや、都市冷暖房ネットワーク、マルチテクニカルなメンテナンス、そして「ファシリティマネジメント」(産業界、3次産業施設、インフラ、地域共同体など)に関する我々の長年の経験を生かします。エンジーのソリューションにより、エネルギーコストを30%まで削減することができます。我々は、日本政府が電力発電において、エネルギー効率追求のための更なる挑戦的な目標を掲げ、正規のインセンティブや枠組みのもと、より電力の分散化を進め再生可能エネルギーを優遇し続けることを願います。
エナジープールジャパン株式会社 - アラン・ダディ氏
エナジープールは、2次および3次(プロセス、サイトごとの発電方式、さらには蓄電池)産業部門の大口消費企業のフレキシビリティ活用分野において世界トップレベル企業の1社です。我が社のソリューションにより、電力消費企業自身が電力系統の需給バランスの調整に一定の役割を果たすことができます。エナジープールジャパンは2015年に設立され、主に関東圏で業務を展開いますが、そのクラウド技術やIOT(モノのインターネット)により、産業界の消費電力のフレキシビリティのうち数百メガワットが、2018年1月の寒波の際に何度も供給されました。我々は、日本の電力システム全体に更なるフレキシビリティ、安定そして効率性をもたらすために、「デマンド・レスポンス」の益々のネットワーク参加に大きく期待しています。