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Ingenico(アンジェニコ)、日本の決済サービスの戦略的市場に足を踏み入れる

在日フランス商工会議所の会員企業を紹介します。

アンジェニコ社は、販売業者の事業や消費者の消費行動のセキュリティ確保をスムーズにする革新的な決済サービスと決済ソリューションを提供しているIT企業である。同社のソリューションには、主に決済端末と電子商取引がある。

戦略的市場である日本

アンジェニコ社(Ingenico)には以前、日本市場のパートナー企業としてLyudia社がアンジェニコ社の決済端末の販売と保守及び日本市場向けの独自開発を行っていたが、そのLyudia社を2016年に買収した。日本市場のニーズをいち早く的確に把握し、データのセキュリティ確保という懸案に対応する決済ソリューションを日本市場向けに開発するためだ。実際日本市場は、2020年に東京オリンピックを控え、国際基準に準拠してセキュリティレベルを向上させつつ電子決済を進めたいという政府の意向もあることから、非常に有望な市場と言われている。アンジェニコ社は(日本国内のソリューションだけでなく)、既に多くの国で利用され、300万台の端末の潜在市場を提供するEMV(Europay、Master Card、Visa)のようなスタンダードなカード決済端末を日本でもさらに推奨していく計画だ。日本では、近年増え続ける携帯による決裁や、仮想ポートフォリオ、アプリなど個人向け決済ソリューションは非常に進んでいる一方、店舗におけるソリューションはその種類が少なく、海外で人気のある一部の決済オプション、とくにモバイル決済オプションが日本ではあまり進んでいないなど、日本独特の決済ソリューション市場の特性がある。アンジェニコ社が伝統的なレジスターに代えてモバイル端末を普及させようと努力しているのは、このギャップを埋めるためだ。モバイル端末は最大限の機能を集約し、そのおかげで店員が本来の自分の仕事に専念することができる。カスタマイズされたモバイルサービスによって、店員はこれまでの彼らの仕事の特徴だった毎日の形式的な作業に苦しむ必要がなくなるのだ。

最先端のサービス

アンジェニコ社は、例えばIKEAやAppleと協力して各社に合わせた革新的な決済ソリューションを提供するなど、既に数々のチャレンジに取り組み、その適応能力、革新能力を証明している。日本ですでに普及している様々な日常消費財やサービスの決済が簡単にできるFeliCa(非接触型ICカード)との互換性の実現や、日本で広く通用している複数の磁気ストライプを持つカードの読み込みが可能な互換端末の開発を通じて、日本市場への適応を加速していく考えだ。

アンジェニコ社HP :http://ingenico.co.jp/

この記事の翻訳は、以下の企業の協力で行われています。
有限会社プリモ
翻訳・通訳(仏、英、露、中、韓、西、他)、仏語教室、フランス語通訳者、翻訳者養成講座、一般労働者派遣及び紹介、フランス大使館認定法定翻訳をおこなう。
HP : www.primots.com/、連絡先:information (at) primots.com (日本語・フランス語)




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