新会員
Kpass、PLMソリューションで日本進出
在日フランス商工会議所の会員企業を紹介します。
Kpassグループは、プロダクトライフサイクルマネジメント(PLM)活用のほか、市場への融資や空港の管理を手掛ける様々な業務単位で構成された企業である。「2011年、私はスタートしたばかりでたった一人でした」と語るのは、Kpassグループ会長ジャン=ミシェル・オンタール氏。「現在は、PLM専門のコンサルタント30名とグループ内のその他の活動を担当するエンジニア4名を抱える企業に成長しています」。フランス国内では、ダッソー・システムズ社と緊密に提携し、PSA(プジョー)やDCNS(フランスの造船企業)での事業を担うほか、自動車部品メーカーのヴァレオ社や化粧品ピエールファーブル社、SNECMA、RATP(パリ交通公団)といった顧客とも直接事業を進めている。
設計から完成に至るまでのプロセスをデジタル化
日本国内市場では、ホンダの事業に参加し、3Dエクスペリエンスツールを使って既存のPLMの改訂プロジェクトを進め、ホンダの今後のデジタル変革を支援している。「ダッソー・システムズのツールの活用により、様々な製品の設計から完成に至るまでのプロセスをデジタル化できます。このソフトウェア活用で、車製造のライフサイクル全体にわたって、多種多様な職種の従業員がバーチャルな形の協力体制を組んで作業することが可能になります。」とオンタール氏は、サービスの特徴を説明する。
日本に進出し、アジアに視線を向ける
Kpassグループは、日本市場において事業主であるダッソー・システムズ社の下請け企業として活動すしている。「日本企業が持たない人材や技能を当社は日本に持ってきました」。業務の遂行にあたり、日本に派遣されてきたチームが、提携する日本企業のスタッフの研修を担当している。「ホンダのプロジェクトでは、新日鉄住金ソリューションズとともに事業を進めています。当社コンサルタントの技能が、同社の力となることが期待されます」。現在、Kpassグループの日本進出の大きな契機となっているのがホンダとの契約であるが、これとは別に日本市場だけでなくアジア大陸全体にまたがる別のプロジェクトの実現が見込まれている。既にKpassの金融部門は、香港の顧客と提携し、日本側と数多く連絡を取り関係を築いているところだ。「今日、当社は日本に2名を派遣しています。2018年までに派遣するコンサルタントを4~5名に増やすことが目標です」。
Kpassグループは、東京の四谷地区にある在日フランス商工会議所の事務所に業務拠点を置き、日本進出のプロセスを進めている。「当社は支援を必要としており、商工会議所から当社初となる国外市場進出への支援が頂けると期待しています」。というのも、Kpassにとって日本は、現在目を向けているより広いアジア全体への事業拡大に向けた最初のステップだからだ。
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