Kanto - Tokyo 企業トピックス
ペルノ・リカールが日本のクラフトジンの蒸溜所と資本提携
ペルノ・リカールは、「季の美 京都ドライジン」で知られる京都蒸溜所と、大規模な資本提携の締結を行ったことを発表した。この資本提携により、同社の特別感のあるプレステージ・ブランドのポートフォリオはさらに強化されるだろう。
「季の美」は、日本ならではの小ロットのクラフトジンである。2014年に京都に設立された日本で初となるジン専門蒸溜所で蒸溜され、すべての製造工程において、細部までこだわりぬいて造られる。良質なお米のベーススピリッツと、柚子、山椒、生姜、玉露といった日本ならではの原料を組み合わせて造られる。こうしたユニークな原料と京都生まれのアイデンティティが絶妙に融合し、完璧なまでにバランスのとれたドライジンが生まれた。ほのかに感じられる生姜の余韻―日本の職人技のフレッシュなタッチが、ジンの特徴を見事に活かしている。
「唯一無二のブランドが我々のポートフォリオに加わることを大変喜ばしく思います。「季の美」のアイデンティティや味わいは、弊社の「The Gin Hub」ブランドのポートフォリオを完璧なものにしてくれるでしょう。今後の発展にペルノ・リカールが関われることを楽しみにしております。」と、ペルノ・リカールのアレクサンドル・リカールCEOは語る。
ミクソロジーブームの追い風を受け、ウルトラプレミアムジンのカテゴリーは好調が続いている。「季の美」は今後、ペルノ・リカールの「The Gin Hub」に加わり、「ビーフィーター」、「プリマス」、「マルフィ」、「モンキー47」などのインターナショナルブランドのプレステージ性のあるポートフォリオを強化していく。「季の美」は「モンキー47」と共に強力なレパートリーを形成し、ウルトラプレミアムジンの成長を加速させるだろう。
出資金は主に、「季の美」のウルトラプレミアムジンの需要増加に応えるための新たな蒸溜所建設に使用される予定である。