Kyushu CCIFJイベント

バカラ社のマスタークラスを福岡商工会議所で開催 : 数百年の歴史を持つラグジュアリーブランドのブランディング

Master-Class  Baccarat à Fukuoka

福岡商工会議所が昨日、在日フランス商工会議所と共催のカンファレンスのため、バカラパシフィック株式会社 代表取締役社長 義和 ヤン ガイエ氏を迎えました。

昨日、2023年7月26日福岡で70名を超える参加者が数百年の歴史あるフランス企業、バカラ社のプレゼンテーションを受ける機会に恵まれました。

在日フランス商工会議所(CCIFJ)西日本ディレクターによる同会議所の活動紹介の後、バカラパシフィック株式会社の代表取締役社長でCCIFJ理事も務める、義和 ヤン ガイエ氏は、フランス、ロレーヌ地方から始まったバカラ社の歴史を振り返りながらスピーチを始めました。1764年から高級とエレガンスの同義語である〝クリスタルの王″の歴史、さらにM.O.F.(フランス最優秀職人章)を持つ15人を含む職人たちについて、勉強熱心な聴衆はペンとメモを手に理解を深めました。

第一声、フランス語で話すことで日本語話者の聴衆を驚かせ、惹きつけながら、ガイエ氏は、市場で無名だった状態からフレンチラグジュアリー界の代表となるに至るためにバカラが日本で40年前から展開した戦略についてのプレゼンテーションを披露しました。

日本の文化は贈り物の交換を重んじているため、これを追求することは当然と言えますが、同社の革新的なアイデアによって、特に家で飲むための「日常的なバカラ」というイメージを打ち出し、他のブランドとの差別化を図ったのです。クリスタルグラス以外にも、シャンデリアや照明器具、若い客層にアピールするためマンガ「ドラえもん」や「ジョジョの奇妙な冒険」の絵が刻まれた作品なども注目を集めました。

このカンファレンスはヤン ガイエ氏にとって、アイデアに溢れた急成長中のバカラ社を紹介する機会となりました。同社はCovid19流行当初から新しい生活環境にマーケティング戦略を適応させながら、飛躍することができたのです。

参加者は東京と大阪にある3つのB barでバカラの価値観に沿った最高級のカクテルを無料で楽しめる「ドリンクチケット」を2枚プレゼントされました。さらに、これらのバーでは、提供される装飾品やグラスを通してバカラのコレクションを発見することができます。

講義終了後の質疑応答では、出席者全員がガイエ氏と疑問点を共有し、意見を交換し、自分の考えを述べたり、アドバイスを受けたりすることができました。人前で発言する勇気がなかったり、時間がなかったりした人たちのために、簡単なネットワーキング・セッションが行われ、誰もが講演者に直接最後の質問をすることができ、聴衆の講義への関心の高さを物語っていました。

本イベントは、8月末に国際ミッションでフランスを訪問する福岡商工会議所代表団とのプライベート・ディナーで締めくくられました。

このページをシェアする Share on FacebookShare on TwitterShare on Linkedin