Kansai CCIFJイベント
【開催報告】モナコ経済振興機構とのネットワーキングイベント
2025年6月30日、在日フランス商工会議所(CCI France Japon)は、大阪・関西万博の一環として、モナコ経済振興機構(MEB)により率いられたモナコ企業30社の代表団と、日本企業の皆様とのネットワーキングイベントを開催いたしました。

イベントは、会場の都合によりまずオーストラリア館にて午前11時に開始されました。冒頭では、当商工会議所会員である北浜法律事務所の外国法事務弁護士、ジェリー・メステッキー氏による、刺激的かつ示唆に富んだご講演が行われました。メステッキー氏は、日本の産業の中心地である関西地域の経済的な活力と高い魅力について語り、同地域が日本の「背骨」ともいえる地理的な中心に位置し、二つの主要港湾と三つの空港を有するなど、国内外との接続性に非常に優れていることを強調しました。また、関西は高度な教育機関が集積していることで、非常に高い教育水準と質の高い人材を誇る一方、東京に比べて15%ほど生活コストが低く、人件費も抑えられる点に言及されました。さらに、関西が日本の歴史的・文化的中心であり、その比類なき文化的魅力にも触れました。
このような関西の魅力は、日本でのビジネス展開を目指すモナコ企業にとって、理想的な導入となりました。
続いて、在日フランス商工会議所関西デスク代表のジョンフランソワ・ローシュが、関西における当会の取り組みや支援活動について紹介。その後、モナコ経済振興機構(MEB)のギヨーム・ローズCEOとジャスティン・ハイマン副CEOが登壇し、国際企業にとっての投資・ビジネス展開先としてのモナコの魅力について説明しました。
最後に、モナコ企業の代表者による自己紹介の場が設けられ、それぞれの企業の強みや目的が共有されることで、的確かつ有意義なマッチングの機会が創出されました。

12時30分からは、モナコ館にてネットワーキング・カクテルが開催され、和やかな雰囲気の中で交流が続きました。以下のような著名なゲストの皆様にもご参加いただきました:
- ブリュノ・ステファン, モナコ公国政府 経済開発局長
- ブーツェン・ティエリー, 元F1レーサー、Boutsen Classic CarsおよびBoutsen Aviation創設者兼CEO
- ローズ・ギヨーム, モナコ経済振興機構CEO
- ハイマン・ジャスティン, モナコ経済振興機構 副CEO
- マーシャ・エマニュエル, 在日フランス商工会議所理事、スタール・ジャパン マネージングディレクター)
- メステッキー・ジェリー, 北浜法律事務所 外国法事務弁護士

本イベントは、日本との経済交流を促進しようとするモナコ公国の強い意志を、当商工会議所の唯一無二の地域的プレゼンスを通じて体現するものです。また、特に2025年大阪・関西万博という戦略的な枠組みの中で、国際的な経済協力への強く持続的な取り組みを示しています。
モナコ企業の積極的な参加は、関西地域に対する海外企業の関心が高まっていることを示しています。同様に、日本企業の高い参加率は、国際的な協力に対する関心と姿勢の広がりを物語っています。シンガポールやオランダに匹敵するGDPを持ちながら過小評価されがちな関西は、大きな可能性を秘めた地域であり、その価値をもっと高めていくことが重要です。関西の経済的な未来は非常に有望であり、6月30日に生まれたこの新たな流れは、その好例だと言えるでしょう。

本イベントの成功にご尽力いただいたすべての参加者およびパートナーの皆様に、心より感謝申し上げます。ご参加いただき、誠にありがとうございました。皆様のご支援とご信頼に深く感謝しております。今後のイベントでも、またお会いできることを楽しみにしております。