CCIFJイベント

Women In Business 2026 @ 名古屋: 日仏視点の交差点

2026年1月23日、在日フランス商工会議所(CCIFJ)中部デスクは、「Women in Business 2026 @ Nagoya」を開催し、4名の卓越したゲストスピーカーをお迎えしました。本イベントは、これまで東京で開催されてきた本シリーズとしては初めて名古屋での開催となり、名古屋駅近くに位置する格式ある会場、OKB Harmony Plazaにて実施されました。

当日は約50名の参加者が来場し、本イベントは、働く女性の立場における重要な社会的課題を取り上げる貴重な機会であると同時に、さまざまな業界のプロフェッショナルが対話を促進する場となりました。定員に近い盛況ぶりは高い関心の表れであり、本テーマに対する中部地域の経済・関係機関の現在の姿勢がうかがえる結果となりました。

当イベントは、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン・ジャパンの 山内 彩氏による基調講演から始まりました。同氏は、同グループが女性の管理職・リーダー職への登用を促進するために導入している各種プログラムについて紹介しました。EllesVMHShero といった取り組みでは、女性社員がグループ内の異なる事業会社に所属する経営層とつながり、体系的なメンタリング制度を通じてスキル開発やキャリア形成を支援されています。

続いて、4名の卓越したゲストによるパネルディスカッションが行われました。登壇者は左から、山内 彩氏(LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン・ジャパン田内 真紀子氏(デンソー森田 敦子氏(St. Louis International新井 美佐子氏(名古屋大学です。セッションのモデレーターは、鈴木 基之氏(CEVA Japan)が務めました。

各登壇者は、それぞれの職業経験に加え、ジェンダー不平等が依然として色濃く残る環境の中で直面してきた、あるいは現在も直面している課題について率直に共有しました。

田内氏は、男性中心の産業分野において女性としてキャリアを築くことの難しさについて言及しました。Femcare分野を専門とする森田氏は、月経、出産、更年期といった女性の健康課題が職業生活に与える影響について説明しました。山内氏は、女性が管理職・意思決定層に到達するまでに直面する数多くの障壁を指摘しました。一方、新井教授は、日本と他の先進国との比較を通じて、日本における女性の就労環境が依然として遅れている現状について、学術的な視点から解説しました。

パネルディスカッションは、非常に活発な質疑応答セッションで締めくくられ、来場者と登壇者の間で多くの充実した建設的な意見交換が行われました。参加者は、ディスカッションで取り上げられたテーマについて理解を深めるとともに、登壇者が共有した個人的および職業的な経験に対して感謝の意を表しました。

特に多く寄せられたのは、マインドセットに関する質問であり、従来の固定観念や社会的な枠組みを変えていこうとする意識について、日本ではまだ新しい考え方であることから、活発な議論が交わされました。また、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン・ジャパンにおけるメンタリング制度や、企業の国際化が長期的に企業内の意識改革や価値観の変化を促す可能性についても、多くの質問が寄せられました。

その後、MOF Museum Nagoya および日仏貿易の協力によりネットワーキング・カクテルが行われました。当日は、ホットワイン、カクテル、トースト、会場で調理されたフォンデュなどが振る舞われ、和やかで温かい雰囲気の中、参加者同士および登壇者との交流が深まりました。

本イベントは、参加者と登壇者が直接意見を交わすことのできる貴重な機会となり、終始、親しみやすく活気ある雰囲気に包まれていました。

最後に、本イベントの開催にあたり温かくお迎えいただきました OKB Harmony Plaza 様に、心より御礼申し上げます。

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