イベント - ボンジュールフランス、さらにパワーアップ

ボンジュールフランス

フランスの新たなブランドを紹介するプラットフォーム、ボンジュールフランス。すでに2019年に向けて始動中

訛り

バイヨンヌ訛りが新宿の伊勢丹に響く。フランス国内外に36店舗を有する仏バスク地方の中小企業、ラトリエ・デュ・ショコラを率いるカトリーヌ・ヴィニュアル氏は、ボンジュールフランスで、熱く、そして慎重に言葉を選びながら自身の仕事について話す。「私は、日本人がチョコレートの何を高く評価するのかを学び、理解するために来日しました。丸1 週間滞在します」と言う。ヴィニュアル氏の店は、バイヨンヌからサン=ジャン=ピエ=ド=ポールまでの「バスク美食 ルート」における欠かせないスポットの1つである。日本市場を魅了するための戦略は、人気のピモン・デスプレット風味など、美味しい板チョコを詰め合わせた「ブーケ・ド・ショコラ」。「サロン・デュ・ショコラとバレンタインデーのため、そしてフランチャイズを確立するため」に再び日本を訪れたいと思っている。

ラトリエ・デュ・ショコラは、在日フランス商工会議所と伊勢丹が セレクトしたボンジュールフランスの出展者の典型である。春に1か月行われるこのイベントは、フランスの高級ブランドにとって、破格の条件で巨大な日本市場の調査ができる絶好の機会である。 ボンジュールフランスは最も人気の高い展示の場である。出展者はさらに、日本の想像力に訴えかける定期的な催し(イベント、記者会見、広告キャンペーン)を仕掛けるために、在日フランス商工会議所の専門知識とネットワークを活用することができる。そして、時が来れば自身の翼で飛び立つことになるのだ。

 

イベント

 

ボンジュールフランスは、百貨店の「壁の外側」にも広がりつつある。例えばイベント「草上の昼食」はフランス大使館の芝生の上で行われた。宝探しは神楽坂の通りで、アーティストのフォーマンスライブはピエール・ガニェールで開催された。また、富士山の麓で毎年開催される世界耐久選手権WECのイベントのように、ヴィラージュ「ボンジュール フランス」としても展開している。

近代的で優雅なコミュニケーションツールのおかげで、ボン ジュールフランスは日本の消費者とフランスのブランドにとってのインフルエンサーとなった。ボンジュールフランスは経験に裏打ちされた直感、すなわち日本の消費者は新しさ、品質、誠実さを渇望しているという直感に従っているからである。「この生地はどうやって作るのですか」と、ある日本の顧客が「オ ブレ マカロン ド コルムリー」の職人、パスカル・ドゥボー氏に尋ねる。フランスのアンドル県ナシオナル143番地にある家族経営の小さな店だが、この度日本進出に打って出た。そして成功を収めた。他に今年目立ったのは、日本ではまだあまり知られていないAOCスパークリングワインの「ジャイヤンス」、またプロヴァンスのロゼワイン「ロゼレガンス」。「レネレイドは日本にはない種類の独創的なジュエリーです。成功するかは未知数でした。しかし日本人はレネレイドを選んだのです」と、在日フランス商工会議所のボンジュール フランス担当、アドリアナ・アルシャンボーは称える。ボンジュールフランスが今後も新しい「フランス」を日本に紹介する。

 

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