シャルル・アズナブール、最後のツアー

シャルル・アズナブール、最後のツアー

フランスで”神”のような存在であるシャルル・アズナブールは、その”自宅”である日本を訪れている。アメリカによる占領後、フランスを「外国の中で一番」の国として選んだ日本で、このフランス人歌手は1950年代に初めてツアーを行った。彼は6月下旬、最後のコンサートツアーのために来日。フランス通信社AFPの前でアカペラで歌を披露し、日本のファンについてこう賛辞を贈る:「感動的なことといったら、ファンの人たちはフランス語が分からないのに、コンサートに足を運んでくれて素晴らしい反応をしてくれる。とても珍しいことです。フランス語でしか歌わない歌手のステージを2時間聞き続けてくれるような国は他に無いでしょう。もし日本語を習得したら、フランス語だけではなくて日本語でも歌いますよ」。彼の来日は9回を数える。「日本にはプライベートも含めて9回来ていて、人々が礼儀正しいこと、色々な物や場所が清潔なことはとても気に入っています。私のようなこだわりの強い人間にとってはとても居心地が良いのです」。「お手本にすべき国」と彼は評する。「アメリカへ行くのはとても好きですが、そこで暮らすことはできないでしょう。試みてはみましたが。テル・アビブと東京であれば、住むことができると思います。」本当だろうか?

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