就職活動中のみなさん、外国企業はいいですよ!

就職活動中のみなさん、外国企業はいいですよ!

日本の企業が労働環境の改善を検討している昨今、そのモデルとなるのが外国企業 (在日フランス商工会議所人材開発部 ナディーヌ・グレヴァズ)

外国企業は日本で人材を探す際、どんな論拠を用いるのか?
日本の労働市場は転職を抑制する傾向があり、外国企業の参入はなかなか難しいと言えます。新卒者と社会人とを対象に早稲田大学と明治大学で開催したラウンドテーブルでは、外国企業の人材の多様性、男女平等、国際的キャリアの可能性、英語での勤務、ワーク・ライフ・バランス(フレキシブルな勤務時間、休暇の充実など)を強調しました。

ワーク・ライフ・バランスは重要なテーマ?
確かに、時間外労働や勤務時間について質問を受けることがあります。日本人で外国企業を志す人には女性が多く、小さな子供を抱えていることが多いからでしょう。

終身雇用と能力に見合った雇用条件、どちらが人気でしょうか?
学生の場合、依然として終身雇用に人気があります。社会人でも、既にある程度仕事で地位のある人や、家族がいる場合は、やはり安定性を求めます。たとえば、フランス企業が新たに開設する日本事務所の代表の職に就くといった話には消極的です。ただし、外国企業で働いている人は、キャリア形成には転職が必要だと知っている。外国企業で成功する方法を知っているのです。

ワーク・ライフ・バランスの点でモデルとなる企業を教えてください。
ヴェオリア(Veolia)やペルノ・リカール(Pernod Ricard)、アクサ(Axa)の3社は評判が良い。対外的にも、ワーク・ライフ・バランス重視を広くアピールしている。これが3社の企業文化です。

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