新製品

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この素晴らしくクレイジーな車

空飛ぶ車は実在する。その名は「SKYDRIVE」。この走行・飛行可能な2人乗りのドローンは、情熱溢れる約100名の有志により鋭意開発中である。共同代表を務める若きリーダー、福澤 知浩氏は、以前勤めていたトヨタ自動車グループから4250万円の支援を得ることに成功した。ただし空の縄張り争いは激しい。「最初の試作機が完成した2014年時点では競合他社も4~5社程度でしたが、現在ではこれが30~40社に増え、うち約10社は既にテスト段階に来ています」と福澤氏。彼が描いている夢、それは2 0 2 0 年東京オリンピックの開会式で、SKYDRIVEに聖火を乗せて聖火台まで運ぶことだ。

 


雲…… ではなく「月」を掴むような話

世界最初の宇宙旅行者は日本人? スペースX社を設立した イーロン・マスク氏は、2023年頃を目処に同社が計画している月旅行の顧客第1 号として、ファッション通販サイトZOZOTOWN創業者の前澤友作氏の名を挙げた。前澤氏は「これまでは『あのアパレル業界の男』と言われていましたが、これからは『月に行く男』と言われるようになりますね」と冗談交じりに語る。ただし出発はまだ先の話。「別の宇宙旅行会社ヴァージン・ギャラクティック社などは、もう何年も前から宇宙へ旅行客を送ると毎年のように言い続け、その都度実施を延期しています」と、10月に東京を訪れたフランス人宇宙飛行士、トマ・ペスケは述べている。


リュウグウ往復の旅

「画面に映っているのは、妻が今朝作ってくれた弁当の写真です。彩り豊か、栄養満点、コンパクトでお財布に優しく、そして愛情いっぱい――まるで日本の小惑星探査機そのものです!」10月中旬、探査機「はやぶさ2」の当初運用状況に関する記者説明会の席で、JAXA(宇宙航空研究開発機構)のプロジェクトマネージャ、津田雄一氏はユーモアたっぷりに語った。31億キロに及ぶ長旅を経て、はやぶさ2は小惑星リュウグウの上空20キロの軌道に突入、ここで2つの小型着陸機を探査のため投下した。その1つがフランスとドイツの共同開発によるMASCOT(マスコット)である。このミッションは、まだ歴史の浅い日本の宇宙開発史に残る記念すべき事業となるだろう。津田氏によると「探査機全体の重量に燃料が占める割合は、例えば欧州の探査機ロゼッタですと40%にも達しますが、わが国の探査機はこれを10%に抑えています。そのおかげで多くの機材を搭載することができました」とのこと。はやぶさ2は2019年末には帰路につき、1年かけて地球に戻る予定となっている。


「ピザゲート」

タバコや飲料、新聞、花に続き、日本ではピザまで自動販売機で買えるようになった。このピザ自販機を広島に設置したのは、元トラック運転手。どうやらその自販機では至極まっとうなピザが買えるらしい。なにしろそれはベネチア仕込みの生地を使った熱々のピザなのである。新手の「ピザ職人」谷口佳陽氏は、この自販機を全国に広めたいと望んでいるようだ。


カードケータイ

NTTドコモが世界で最も薄い携帯電話を発売する。クレジットカードサイズ(厚さ5.3 MM、重さ47グラム)のこの端末はいたってシンプル、通話やSMS機能のほか、インターネットへの接続機能などを備えている。

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