東京に新たなるフランス大使誕生

東京に新たなるフランス大使誕生

プロヴァンスの小さな村メネルブは、かの地に暮らしたピーター・メイルのベストセラー小説「南仏プロヴァンスの12か月」で世界的に有名になった。この度、新しくフランスの大使となったのは、メネルブ在住の日本人、和田倫行氏である。和田氏は7月、リュベロン・トリュフ・ワイン協会の初代大使となった。和田氏は東京八丁堀にある2軒のフレンチレストラン「レトノ」と「マチュリテ」のオーナーシェフで、日本ではまだ知られていない小さなワイナリーのワインを探しにフランス南東部を縦横に行き来した。その成果として、主にリュベロン地方の7種のワインをセレクトし、直輸入する。
フランス外務省が任命する大使との違いは、リュベロン・トリュフ・ワイン協会が「大使」の地位をその就任手順に対して与えるということである。候補者はまずトリュフを味見し、リュベロンワインの官能評価を行う。それから協会の「おおトリュフ、チュベル・メラノスポルム(Tuber Melanosporum(学名))」という宣誓を読み上げるのである。和田氏は試験に「優」で合格したと地方紙「ラ・プロヴァンス」は伝えている。

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