EMMANUEL MACRON(エマニュエル・マクロン) 大統領と安倍晋三首相が日仏の 「特別なパートナーシップ」を再び打ち出す

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会談

地球温暖化対策、格差縮小、人間のための人工知能。これらは6月 28~29日G20大阪サミット出席の折に共和国大統領が大変重要視 していた3つのテーマであった。この国際的なサミット前の二日間、 大統領は東京で安倍晋三首相、徳仁新天皇、そしてフランスコミュ ニティの人々と会談した。大統領は大変待ち望まれていた。なぜな ら2013年FRANÇOIS HOLLANDE(フランソワ・オランド)大統領の国 賓訪日以来、現職仏大統領の初の訪問となったからである。

今回の訪日における経済イベントは東京の新興科学・イノベーシ ョン分野の博物館である日本科学未来館で行われた。日本とフラ ンスは「産業ノウハウ、また基礎研究や技術革新を大切にし、そし て人間の創造性で我々が生きる環境を変えるというアイデアを大 切にしている」国であるとEMMANUEL MACRON大統領は説明し た。500人の出席者を前にし、繊維プラスチックリサイクルのスタ ートアップ企業、日本環境設計の社長 髙尾 正樹氏、富士通会長の 田中達也氏、ダノンCEOのEMMANUEL FABER(エマニュエル・ファ ベール氏)と対談した。「我々はイノベーションの力を信じ、人々が 世界を変えられると信じている国家であります」と述べ大統領は この意見交換会を締めくくった。

 

エネルギー

安倍晋三首相との会談の最後に、2024年までの日仏関係を41点 で示すロードマップを両首相は発表したことは特筆に値する。16 点は企業に関連し、そのうち半分はエネルギー・セクターにかか わる。フランスの複合企業ENGIE(エンジー)が最も多く言及されて いる。同グループは現在フランスで住友商事と洋上風力発電所を 2件、メキシコで東京ガスと太陽・風力エネルギープロジェクトを6 件開発している。TOTAL(トタル)は日本で中部電力と2つ目の太陽 光発電所を操業開始したところである。BOUYGUES(ブイグ)はパ ートナーのパシフィコ・エナジーと日本列島で最も大きい太陽光 発電所の一つを建設している。浮体式洋上風力発電ではフランス のNAVAL ENERGIES (ナヴァル・エネルジー)が日本で日立造船と協働 し、IDEOL(イデオル)は建設大手の大成建設と協働している。

 

他のセクター

フランス人と日本人が手に手を取って活動している他のセクタ ーがEMMANUEL MACRON大統領と安倍晋三首相により指摘さ れた。JC DECAUX (ジェーシードゥコー)と三菱商事の合弁会社 MC DECAUX (エムシードゥコー)は12月に横浜市のスマート・デ ジタル地図情報パネルに関する20年独占契約を勝ち取った。GL EVENTS (ジーエル イベンツ)もついに将来に備える。イベント企 画専門の同社は日本で前田建設グループと協働しており、2021 年より名古屋で現在開設準備中の展示場にて展示会「グローバ ル・インダストリー」の開催を予告している。航空産業セクターで はWEARE (ウィーアー)グループと日本の山一ハガネの合弁企業 WEARE PACIFIC (ウィーアーパシフィック)がエンジン部品製造を 専門とする日本企業エス‐テックの買収を発表した。JJE

 

 

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