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Comptoir du Cacao(コントワール・ドュ・カカオ)が日本で成功を収める秘訣

Comptoir du Cacao

コントワール・ドュ・カカオは家族経営のチョコレートメゾンで、2001年の創業以来、ショコラティエ職人の伝統を引き継ぎつつ、高品質で高純度のカカオバターを使用している。

パリの南東に位置するバゾッシュ=シュル=ル=ベッツに居を構え、パリ16区と18区に店舗を構える。フランス国内だけでなく海外にも力を入れ、アメリカ、ロシア、スイス、香港、中国(上海)といった多くの国に商品を輸出している。

2010年、パリのSIAL(Salon international de l’alimentation 総合食品見本市)にブースを出展し、そこで初めて日系の流通業者と出会う。「最初は、オーダーは控えめでしたが、徐々に増えていきました。」と、2010年3月からこの会社で輸出部門の責任者を務めるグラシエラ・プポン氏は述べた。

2019年、海外への総輸出額は売り上げの15%に達し、うち5%は日本への輸出を占めるまでになった。数年前から、日本のパートナーとの信頼関係を構築するために、コントワール・ドュ・カカオは4年連続で在日フランス商工会議所が主催する伊勢丹や阪急などのデパートのフランス展に出展している。「このようなフランスウィークに参加することに対して飽きがくることはありません。なぜなら、毎年様々な顧客に出会えますし、このイベントに参加することで、様々なお客様に新商品を試してもらえるからです。このイベントは日本との関係を本当により良いものにしてくれています。」とプポン氏は喜びを語った。

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