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「テック・フォー・グッド(Tech for Good)」:フランスのエマニュエル・マクロン大統領の講演会で高く評価された在日フランス商工会議所の会員の皆様
2019年6月27日、フランスのエマニュエル・マクロン大統領は日本科学未来館(東京・江東)で行われた「テック・フォー・グッド(Tech for Good)」のイベントで講演を行った。マクロン大統領は大阪での20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)に参加するために来日している。イベントには、商工会議所の多くの会員が出席した。また、このイベントは在日フランス大使館と日本経済新聞社が共催、在日フランス商工会議所と日本経済団体連合会が後援した。
日本企業経団連代表による挨拶の後、マクロン大統領は8月にフランスのビアリッツで開催されるG7サミットのためのフランスの優先事項を概説し、3つのテーマ「環境と気候」、「デジタル社会の課題」、「グローバル化と格差」について講演を行った。講演後、ブルーノ・ルメール経済・財務相はフランスがヨーロッパで最も魅力的な対外投資国であることを想起し、日本企業に活動の発展を促した。また、フランスと日本企業の間で確立された約20の経済的、産業的パートナーシップ、とりわけ気候変動・生物多様性とイノベーション(技術革新)の分野での協力を仰いだ。
マクロン大統領の来日にともない署名または高く評価された経済連携協定(EPA)のリストには、在日フランス商工会議所の多数の会員が掲載された。(※関係企業を含むリストの一部を紹介)
- パリ・ユーロプレイス(Paris Europlace) とFin Cityの協力協定
- クレディ・アグリコル(Crédit agricole) と 農林中央金庫がFinTech、 LifeTech、 AgroTech、FoodTech の分野におけるインキュベーターと促進のために合意
- ウィーアーパシフィック(WeAre Pacific) と エス・テック株式会社(S-TEC) の協力協定
- ヴァレオ( Valéo) と 茨城県が自動運転車の試験開始と開発センターの設置について合意
- エンジ―社(ENGIE) と 住友商事がフランスの洋上風力発電の共同事業合意
- ブイグエナジー(Bouygues Energie)と東邦電気工業株式会社、株式会社熊谷組、パシフィコ・エナジー株式会社の商業協定
- エンジ―社(ENGIE)と東京ガスと共同事業(メキシコ)
- エンジ―社(ENGIE)と電源開発株式会社が洋上風力発電の協業に向けた覚書
- トタル・ソーラー(Total Solar)と中部電力との共同事業
- ナヴァル・エネルジー( Naval Energies)と日立造船株式会社が洋上風力発電施工に合意
- エムシードゥコー株式会社( MC Decaux)と 横浜市が屋外広告を活用した取り組みを発表
- GLイベンツ社(GL Events)と愛知県は2021年からはじまる国際展示会「グローバルインダストリー」のための展示会産業振興に関する協定を締結
- GLイベンツ社(GL Events)とグループ・コングレスがイベント分野において、前田・GLイベンツ社との間ですでに確立されているパートナーシップに協力することを発表
詳細はフランスの経済・財務省オフィシャルサイト(フランス語)まで。
Photo : © Site du Ministère de l'Economie et des Finances